日々の取り組み/コラム

町探検のすすめ(ぶらり途中下車の旅)

皆さんは、普段、子供を連れて外に遊びに行くときには、どんなところに行くでしょうか?

公園、商業施設、博物館など様々なところがあるかと思います。

どこに出かけるにせよ、通常はそこに「あるべきもの」を期待して行くと思います。

 

例えば、
公園であれば、遊具や広場での遊び
商業施設であれば、映画や催し物、買い物など
博物館であれば、そこに展示されているもの。

 

このように、そこに行けば出会えるものが予め分かっていて、そこを目的として行くと思います。

 

ですが、今回、私がご紹介したいのは、それとは全く真逆の「そこに何があるか分からないが行ってみよう!」という遊びです。

その名も、ずばり
「ぶらり途中下車の旅(町探検)」です!!

 

やろうと思ったきっかけ

そもそもの発端は、元々私が「よく分からないもの」が好きであることでした。

例えば、新商品を買ったり、見たこともない画家の展覧会に行ったり、直感だけでDVDを借りたりしていました。

その理由は「何だか分からないけど、どんなものが出てくるか分からないこと」が楽しかったからです。

同じ視点で「行ったことのない町に行ってみたら、面白いかも?」というただそれだけの理由で子ども達に提案してみました。

 

すると、何と、長男君(小2)が見事に乗ってきて「行こう!行こう!父ちゃん、いつ行こうか!」と完全にスイッチが入りました。

 

「何だか分からないけど、面白そう」

ただそれだけの理由で、この企画はスタートしました(^^;)

 

この遊びの狙い

この遊びの狙いは一言で言うなら「未知との遭遇を楽しむこと」となるでしょう。

普段はどこに行くせよ、そこに何があるかは分かった状態でそこに向かいます。

ですが、これは逆に「そこに何があるか分からない」という部分を楽しむという点がポイントです。

行った先に何があるか分かっているということは安心感に繋がりますが、ワクワクは減少します。

ですが、逆に何があるか分からない場所に行くということは不安もありますが、同時に大きなワクワクを生じさせます

何があるか分からないけど、皆で探検して面白いものを探してみよう!

そういう主体性を引き出した楽しみ方をさせたい、というのがこれの最も大きな狙いです。

 

遊びの手順

さて、町探検の概要です。

まずは一日乗車券を買います。(今回は京王線・京王井の頭線にて実施)

そして、とりあえず電車に乗って、その場その場の勢いで降りる駅を決める。というのを本当はやりたかったのですが、実際は先に降りる場所を決めてそこに向かっていくという形式になりました。(理由は後述)
※ただし、行ったことのない駅にすること。

そして、とりあえず降りてみて、駅前の地図を見て、そこからどこに行くかを決めるという流れです。

では実際の当日の様子をお伝えします(^^)

 

行きたい場所・ルートを決めよう!

子どもたちが「どこの駅に行こうか!」と連呼し、行く場所を考えたい様子でしたので、事前に入手した路線図を元に、行きたい場所を自由にチェックさせました。

ですが、行きたい場所が兄妹でバラバラなので、どの順番で行くかを決めさせました。
(ここについては、乗り換え時間とかも問題があるので、私が提案し決めました)

 

電車に乗って移動しよう!

まずは一つ目の駅「明大前」です。

ここは近くに明治大学があったのですが、子どもたちには全く響かず(笑)、とりあえず歩いてみることに。

すると、駐車場や民家の立ち並ぶ地域に入りました。

何があるか分かりませんが、ズンズン進んでみます。

結果、大したものは何も無かった!!!

でも面白いもので、子ども達は初めて立ち入る街並みに目をキラキラさせながら、道草をしています。

そうこうしているうちに、お昼タイムになり、この駅のファミレスでランチを取り、次の駅へ。

 

次の駅は「京王よみうりランド」です。

ここは長女が駅の名前の雰囲気だけでところです。(というか漢字が読めないのでね)

さて、ここですが、ご存知の通り、ジャイアンツの練習場があり、駅前の地図でそこを発見すると一目散にそこにGO!

 

駅前の看板では「徒歩10分」とだけ書いてあるのですが実際は坂道を上ります。

次男のベビーカーを押す父ちゃんとしては「おいおい」な感じですが、上の二人は「よし、上まで競争しよう!」と言って走っていきます。

父ちゃん、全然追いつけない。。。

 

そんなこんなでジャイアンツ球場につき、野球選手の練習を見たり、出待ちのジャイアンツファンがいたりと、普段なかなか目にできない光景を楽しみました。

 

そして、次の駅「京王多摩センター」に移動です。

ここはサンリオピューロランドがあるのですが、当然、そんなところには行きません。

丁度この日は、ハロウィンのイベントで駅前に出店がいっぱいあり、そこをウロウロしたり、巨大なバルーン滑り台で遊びました。

最後に、ここで仕事で不在の母ちゃんに皆でお土産を買って帰りました。

 

子どもたちの反応

この「ぶらり途中下車の旅(町探検)」の一日を通じて、子ども達は常に目をキラキラさせていました

出てくる言葉は常に
「ここには何があるかな?」
「ねぇねぇ、次の駅にも行ってみようよ!」
というもの。

そこに何があるか分からないという、その状況自体を楽しみ、また未知なる町探検に想いを馳せているようでした。

行く道々では特に大したものが無かったりします。

ですが子ども達は、そんな場所でさえ
「ここにでっかい石があるよ!」
「階段降りたらどこに着くのかな?」
「ここは何のお店だろう?」
そんな会話をずっとしていました。

 

帰ってきてからも
「父ちゃん、今日は楽しかったね!」
「今度はいつ行く?」
「今度は今日行けなかったところに行ってみようよ!」

子どもたちの会話は止まりません。

 

親として感じたこと

決まった場所で決まった遊びをすること、それはそれで楽しいのだと思います。

ですが、この日の子ども達の楽しみ方はそれとは全く異質のものだと感じました。

 

どこに行くのかを、自由に決める。

どのように回るのかも、自由に決める。(こちらから提案はしますが)

降りた先でどこに行くのかも、自由に決める。

行った先に何があるか分からない、でもそれが楽しい。

 

そういう子ども達の枠を外してあげる遊びが出来たと感じています。

 

普段、家や学校で制約のある環境におかれている中で、この日は(ほぼ)全ての裁量が子ども達の側にある。

そういうことも、子どもにとって、ワクワクを増幅させる一因になったのだと感じます。

 

次回に向けて

今回は、基本的には長女ちゃんの希望を優先して回りましたが、今度は長男君の希望を優先する約束になっています(^^)

で、一点だけ反省点を挙げるとすると「家から離れるようにして移動してしまったこと」です。

これは失敗でした(><)

 

何が失敗かと言うと「帰りが大変!」ということです。

行きは元気なので良いのですが、基本的に「歩き回る遊び」なので疲れが溜まります

そして、疲れが溜まった状態で帰るもんですから、帰りの電車で子ども達がぐずりだす(汗)

最後の最後で、なかなかの心労が待っていました(^^;)

 

ということで、とっても楽しかったのですが、次回は遠くから戻ってくるルートで「ぶらり途中下車の旅」をしたいと思います。

 

休みの日、どこに行くか決まらない。
いつも行くところが決まってマンネリ化している。

そんな人には、特におすすめしたい、簡単な「ぶらり途中下車の旅(町探検)」の遊びです。