うちの子どもたちはスタンプラリーが大好きです。
あちこちでスタンプラリーは企画されていますね。
親からすると「電車移動は面倒くさい」「車ででかけようよー」と言いたくなるかもしれませんが、スタンプラリーはとっても楽しいんです!
そして「思考力アップ」にも役立つんです!
そんな「スタンプラリーで思考力アップ術」を今回は取り上げてみます。(今回は鉄道バージョンです)
Contents
やり方
①スタンプラリーのルートを確認(HP等で確認できます)
②路線図(鉄道でない場合は、MAPでも可)を入手(↓こういうやつです)
③どのルートで行くのが良いのかを子どもと一緒に考える
以上です。
簡単ですね。
スタンプラリーで考える力を鍛えるためのポイントは、この「ルートを考える」という部分にあります。
最短ルートを考えるのは意外に難しいんですね。
特に鉄道の場合は、急行や特急など停まる駅がバラバラだったり、乗り換えの必要があったりと、子どもの頭をフル回転させる必要があります。
ただし、ここでの注意点は「絶対に答えを言わないこと」です。
ヒントは良いのですが、答えはNGです。
子どもに考えさせるのが重要です。
子「父ちゃん、A駅とB駅、どっちを先に行った方が良いかな」
父「A駅の方が良いんじゃない?だってさー、、、(理由説明)」
これはダメですね。
子どもなりに悩んでいる理由があるはずなので、それを言語化するようなヒントを出すのを意識します。
子「父ちゃん、A駅とB駅、どっちを先に行った方が良いかな」
父「長男君は、どっちの方が良いと思うの?」
※思考を言語化させます。
子「A駅は各駅停車で近いから良いと思う。でもその先のB駅に行くには急行に乗り換えないといけない」
父「なるほど、じゃあ何でB駅と悩んでいるの?」
※ここで大人が決めてはいけません、B駅の理由も聞きます。
子「だってー、B駅は急行だから早く着く。でも、その後、A駅に行くに各駅停車に乗り換えないといけないから面倒くさい」
父「なるほど、悩むよね」
※共感も大事です。
A駅とB駅だけでは決まらない時には、次の視点を与えます。C駅の登場です。
視点を加えて、より深い思考へ
父「じゃあさ、A駅→C駅に行くのと、B駅→C駅に行くのとではどっちが行きやすそう?」
子「それだったら、B駅からC駅の方が良いかな?」
ここでさらに質問をし、思考を言語化させます。
父「どうして、A駅→C駅よりも、B駅→C駅の方が良いと思うの?」
※子どもより先に答えるのはNG
子「だってさー、C駅は急行が停まるからB駅からだと早く移動できる。A駅からは急行に乗れないから時間がかかる。」
父「なるほどー!A駅からだと各駅停車しか乗れないから、C駅まで行くのに確かに時間がかかるよね!良い視点だね!」
という感じです。
父ちゃんの得意フレーズ「良い視点だね!」「よく気づいたね!」「良い質問だね!」を池上彰さんばりに連発し、その思考プロセスを承認することは忘れずに行います。
まとめ
事前の準備は若干必要ですが、スタンプラリーは頻繁にやっているので参加しやすく、また普段行かないような場所にも出かけられるので、オススメです。
あと、スタンプがたまったら景品がもらえるしね。
また移動途中で、事前に作成した移動計画を見ながら「今、どこだろう?」「次はどこなの?」と子どもに主導権を与えてあげると、鼻息を荒くしながら偉そうに教えてくれます(笑)
こういった子どもに主導権を与えてあげ、頼ってあげることは、子どもの「自己肯定感」を高めることにも役立ちます。
何か行動を起こすときに、大人が決めずに、出来る限り子どもに考えさせて決めさせることで、考える力は伸びていきます。
身近に取り組める、思考力強化の一つとして、スタンプラリーを活用してみてはいかがでしょうか?