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これも、宮本哲也さんの『強育論』とともに、我が家のバイブルの一つです。
※関連記事:『強育論』(宮本哲也著)について
定期的に読み返したくなる一冊で、超影響を受けました(笑)
この本は、著者の息子君が算数オリンピックで金メダルをとるまでの軌跡というか、お子さんへの接し方が書いてある本です。
で、何が凄いって、「特別凄いことをしているわけじゃない」のが凄いんです!
(上手く伝わるかなw)
この和田聖子さんというお母さん、元々ご自身が算数が苦手だったこともあり、お子さんには算数が好きになって欲しいというのが、そもそもの発端でした。
ですが、所謂ドリルなどを猛烈にやらせたかと言えば特別そういうことではないんですね。
Contents
和田聖子さんがやったこと
それは、日常生活の中に、算数の要素や数量感を養うようなやり取りを入れていく、ということです。
これだけです。
どこの家でも、どんなお母さんでも極々簡単に出来ることなんですね。
勿論、最終的に算数オリンピックで金メダルを取るための専門の塾には通うのですが、そこまでのベース作りが本当に素晴らしい!
超参考になるんです!!
例えば、こんなこと
料理をする際にお子さんに向かって投げ
「これは50グラム~」
「これは80グラム~」
「じゃあ、これは何グラムでしょう?」
みたいな遊びをして、体感的に重さを身につけさせたり。
他には、横断歩道を渡る際に
「白いところは80センチで、黒いところは60センチあるね。向こうに渡るまでの長さは何センチかな?」
みたいなことを日常的にやっていたのです。
こういう遊びのような感覚で頭を使うことを繰り返すことで、お子さんは算数が大好きな子に育っていったんですね。
まとめ
他にも色々とあるのですが、本の中で紹介されているのは、どれもお金もかからなければ、特別な知識も要らない取り組みばかり。
私が「家庭教育こそ、教育の原点!」と感じるきっかけにもなった、多大なる影響を受けたと自信を持って言える、定期的に読み返している一冊です!
「お子さんに算数を得意になって欲しい」
「でも、自分では上手く教えられないなー」
と悩んでいる人には絶対にお勧めの一冊です。
学生時代、勉強があまり得意でなかったうちの母ちゃんも「なるほど~」と読んでました。
勉強(特に算数)が苦手だった方にこそ読んで欲しい、そんな一冊です。
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