非認知能力の重要性

業界情報

かつては、子どもに身に付けさせる力としては、読み書きそろばんに代表されるような、学校教育において成績として評価される、いわゆる「学力」でした。

勿論、現在においても、その重要性はあるにはあるのですが、それよりもむしろ非認知能力」と呼ばれるものの重要性が叫ばれています。

今回は、今話題の(もうブームの山は過ぎましたが)非認知能力についての考察をしてみたいと思います。

 

 

非認知能力って?

先に対比として説明しておきますと、従来型の学力は「認知能力」と呼ばれます。
これは学校の成績に代表されるように、数字で評価が出来るものを指します。

知識であったり、問題を解く力だったりします。

 

それに対して「非認知能力」というのは、メンタルの部分に着目をしたもので、主に「物事への取り組みについての能力」を指します。

例えば、集中力・忍耐力・自主性・GRIT(やり切る力)・レジリエンス(失敗からの回復力)などに代表されます。

ちなみに、GRITについては日本語では「やり切る力」などと本で訳されていましたが、その要素としては、挑戦する「度胸」なども含まれることもあります。

 

 

非認知能力が何故大事なのか?

これに関しては、一番有名なものは「マシュマロ実験」でしょうか。

このマシュマロ実験の結果が、将来の収入に大きく関係しているという研究結果があります。

マシュマロ実験を簡単に説明しますと
・対象は4歳児
・一人ずつ机と椅子しかない部屋に入れられる
・机の上にはお皿があり、マシュマロが1個乗っている
・「これは食べても良いです。でも、今から15分間、このマシュマロを食べなければもう一つもらえます」と言って、部屋に一人きりにする。
・15分後、部屋に戻った時にどうなっているか?
という実験です。

 

さて気になる、この実験の結果ですが、この実験でマシュマロを食べたグループと、食べなかったグループに分け、その後のアメリカのSAT(大学進学適性試験)の成績では「食べなかったグループの方が良い」という結果が得られました。

また、この「食べなかったグループの方が評価が高い」という傾向は生涯のずっと後まで継続していることが判明し、同時に、幼児期におけるIQよりも非認知能力の方がSATに好影響を与えていました

つまり、この実験から言えることは、世に言う「賢くするための教育」よりも、むしろ、取り組み方や心の在り方に関する「非認知能力の教育」の方が重要性が高いことを示しています。

 

 

非認知能力を伸ばすには?

では、この非認知能力を伸ばすのに、どのような点を注意すれば良いのか?

実はこれについては、まだ明確な方法論が確立されていません。

というのも、「非認知能力」と一言で言いましても、前述の通り、
・集中力
・忍耐力
・自主性
・GRIT(やり切る力)
・レジリエンス(失敗からの回復力)
など多岐に渡るからです。

 

ただ、これらの非認知能力がどんな年齢の子にも発揮されるケースと言うのはあります。

それは「自分の好きなことに取り組んでいる時」です。

 

自分が好きなものだから、集中できるし、忍耐強くもなれるし、自主的に取り組めるし、やり切ることもできるし、失敗してもまたやろうと思える。

そういう機会をより多く取ること、つまりはその子の持つ「非認知能力が発揮されている時間」を多くすることは、大事な要素の一つと言えます。

 

 

親が意識したいこと

そう考えると「伸ばすためにこれをやらせれば良い」という明確なものはないもの、「子供が集中できるもの・没頭できるもの」を親が見つけてあげて「そのための時間を与えてあげる」というのが今できる範囲でのポイントになってきそうです。

また、所謂、しつけの部分として「必要以上に甘やかさない」「一人の人間として認めてあげる」「自分で考えたことを簡単にやめさせない」などは基本的なポイントとして存在します。

 

 

まとめ

非認知能力の伸ばすために重要なのは

・子供が好きなことをやらせて、集中している時間・没頭している時間を多くする
・基本的なしつけ(約束、ルールなど)を身に付けさせる

という2つに要約されます。

 

皆さんも、「子供の好きなもの」「子供の集中している時間」を、改めて見つめなおしてみてはいかがでしょうか?


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