ラボの取り組み

塾に任せれば安心?

仕事柄、友人などから「どこの塾が良いのかなー?」「塾って何歳くらいから行くもの?」のような相談をしばしば受けます。

そういう時にはまず次のようなことを聞いています。
『塾に通うことで子どもにどうなって欲しいと思ってますか?』
『塾に期待する役割をどういう風に考えていますか?』

『通塾開始後のご家庭内での子どもへの関わり方をどのように考えてますか?』

順番にその質問の意図を解説していきます。

 

『塾に通うことで子どもにどうなって欲しいと思ってますか?』

言い換えると『いつまでにどんな状態になっていて欲しいか?(何を身につけさせたいか?どんな成果を期待しているか?)』ということです。

これが意識出来ていないと「そろそろ周りの人が塾に通い出すから、何となく不安」「何となく良いって聞いたから」という漠然とした理由で選んでしまいます。

よく「学力を付けさせたいから」という理由もありますが、それも「学力が付いている状態って、どんな状態のこと?」という部分を親がある程度イメージを持っていないと「ただ、通わせているだけ」で安心してしまい、結果、成果に繋がらないケースが多いです。

子どもを見て「今どんな状態」で「何が不足している」もしくは「何を伸ばしたい」が見えていないと、塾の言いなり(悪い意味で塾任せ)になってしまいます。そういう意味では、時間もお金も無駄になりやすいケースです。

 

 

『塾に期待する役割をどういう風に考えていますか?』

さっきの続きの話ですね。子どもを見て「どこが不足している」「どこを伸ばしたい」が分かっていれば、必然と『塾に期待する役割』も定まってきます。

これが定まれば、塾選びの際の自分の判断基準になります。

例えば「雑な性格だから、細かく見て欲しい」「基礎は出来ているから、ドンドン先取り学習を欲しい」「打たれ強い方だから、厳しく引っ張っていって欲しい」「とにかく御三家に行かせたい!」「興味・好奇心を広げる学習をして欲しい」などなど。

今の時代、塾は山のようにあり、よほど詳しい人でない限り、一見した時の違いは分かりにくいです。
そういう場合、単に「料金が安いから」「近いから」「知り合いが通っているから」という理由で決めてしまいがちですが、これも「安物買いの銭失い」になる可能性も高いので注意が必要です。

 

 

『通塾開始後のご家庭内での子どもへの関わり方をどのように考えてますか?』

小学生の塾通いにおいては、ある意味では、これが一番重要です。

小学生で自主的に勉強をし続けられ子は非常にまれです。というかほぼいないと考えておいた方が良いです。

ですので「なんで勉強しないの?」と子供に聞いたところでも明確な答えは返ってこないでしょうし、そもそもそんなことを期待する方が無理というものです。

であれば、塾に通うか否かに関わらず学校の宿題などでもそうですが、結局のところ、家での保護者の子どもへの関わり方が非常に重要になってくるのは当然の話です。

ある程度、親が主導して勉強の時間を設定をしてあげたり、勉強後には「よく頑張ってたね」とか「終わったね」とか簡単なことでも言葉がけをしてあげることが大事です。

子育て関連のアドラー心理学の本にも出てきますが、子どもは親から注目を集めるような行動を無意識に取ります。

良いことで注目を集める「正の注目」が出来なければ、叱られてでも注目を集めようとする「負の注目」に行動が変わってきます。

親としてはやっぱり「正の注目」で良い行動を引き出したいところですから、良い行動をしている時には過剰に褒めなくても良いので、「ちゃんと見ているよ(^^)」のサインを送ってあげてくださいね。

 

 

塾に通うか検討している人は、是非、こんな視点も持っていただければ良いと思います。